大学院前期課程オープンイノベーション実践教育

平成22年度「真空技術教育プログラム」が終了しました

真空技術の基礎と応用に関する科目群を専門技術教育とする「真空技術教育プログラム」は、他の専門技術教育プログラムに先行して本格実施しました。

4月に受講生を募集し、電子デバイス専攻の学生16名を選抜選考しました。前期にMOT科目である「研究開発戦略」、「テクノロジーマーケティング」、「企業戦略と財務」を受講しました。さらに、後期に専門技術プログラムである「真空工学特論」、「真空応用技術特論」、「真空プロセス技術実践演習」は、10月~12月および「高度ものづくり創成演習」は12月~1月に開講し、先日の最終授業をもって今年度のプログラムは終了しました。

特に、「高度ものづくり創成演習」では、元アネルバテクノビジネス(株)社長林義孝氏を講師にお招きし、「真空工学に関連したベンチャービジネスを起業しよう」とのテーマでグループワークとしてビジネスプランの作成に取り組みました。座学と演習における的確な助言により、奇抜なアイディアが数多く出され、しかも、創業後3年後に単年度黒字にするとの条件をクリヤーするため、グループが工夫を凝らした堂々たるビジネスモデルを発表しました。受講生は通常の授業では得られない体験をしましたが、この経験は就職後の実際のビジネス現場において役立つものと期待します。

因みに、各グループが発表した事業計画名は以下の通りです。

  • Aグループ「真空ランニングマシン販売事業~高地トレーニング仕様~」
  • Bグループ「着脱可能なギプスの開発:株式会社  MYMY医療機器」
  • Cグループ「新型プラズマ溶射装置による表面改質加工技術事業」
  • Dグループ「建設汚泥処理装置の販売事業」